こんにちは、Lunaです。前回のAdobe Fireflyの記事では「補償はないものとして使う」という結論になりましたが、今回のHeyGen(AIアバター動画生成ツール)は少し事情が違いました。実際に公式サイトと利用規約を読み込んでみたところ、商用利用の可否についてはFireflyよりもずっとはっきりした答えが規約に書かれていたんです。
なお、料金・規約は変更されることがあるため、最終判断は必ずHeyGen公式サイト、利用規約で最新情報をご確認ください。
結論: 無料プランの動画は「副業に使ってはいけない」と規約に明記されている
副業ブログやSNSでHeyGenを使うなら、まず知っておくべきはこれです。無料プランで作った動画は、規約上、商用利用が禁止されています。 透かしの有無以前に、利用規約(Terms of Service)第4条にはっきりとこう書かれています。
「無料プランで生成したUser Outputは、個人利用および内部評価目的のみに限定されたライセンスであり、販売、サブライセンス、再配布、収益化、商業活動、広告、クライアントワーク、収益を生むサービスに関連して使用することはできない」(筆者訳、原文は英語)
つまり、無料プランで作った動画をブログのアイキャッチやYouTube、SNS投稿(収益化を意図したもの)に使うことは、技術的に可能でも規約違反になります。
一方、有料プラン(Creator/Pro/Business)については、規約第3条で「商用目的を含む、自分の目的のためにUser Outputを使用する権利を制限しない」と明記されています。ここはFireflyの記事で書いた「言い切れない」状態とは違って、HeyGenは白黒はっきりつけている印象です。
ただし「補償」はやっぱりない
ここは注意が必要です。有料プランで商用利用が認められているといっても、HeyGenが著作権トラブルを肩代わりしてくれるわけではありません。規約には次のようにも書かれています。
- 「commercial purposeでのUser Output使用から生じるいかなる責任も、HeyGenは明示的に否認する」
- 利用規約 第8条(免責事項)では、侵害(infringement)に関する責任・保証も全面的に否認
- 逆に第14条(補償)では、規約違反や第三者からのクレームが生じた場合、ユーザーがHeyGenを補償する義務が定められている(HeyGenがユーザーを補償するのではなく、逆方向)
つまり構図としては、「有料プランなら商用利用OK。ただしトラブルが起きた場合の責任はすべて自分持ち」ということです。Fireflyの記事と結論部分は結局同じところに着地します。実在の人物の声や見た目を無断で使わない、権利関係がクリアな素材だけを使う、といった運用面での自衛が引き続き重要です。
料金プラン(2026年7月時点、米ドル建て)
公式サイトに掲載されている最新の料金は以下の通りです。
- Free: $0/月。3本/月まで、1本1分まで、720p、透かし除去なし(=透かしが入る可能性が高い)、無料プラン内での使用は個人・非商用限定
- Creator: $29/月(年払いなら$24/月)。クレジット600/月、動画30分まで、1080p、透かし除去あり、ボイスクローン、175言語以上
- Pro: $49/月。クレジット1,000/月(上位ティアは10万クレジット/月・$4,300まで)、動画30分まで、4K書き出し
- Business: $149/月+追加1席ごとに$20。クレジット1,500/月、動画60分まで、4K、チーム機能
- Enterprise: 個別見積もり
クレジットの消費レートは機能によって異なります。
- Avatar III(標準アバター): 3クレジット/分
- Avatar IV/V(高品質アバター): 20クレジット/分
- 動画翻訳(リップシンクなし): 2クレジット/分
- 動画翻訳(リップシンクあり): 5クレジット/分
Avatar IVを使う場合、Creatorプランの600クレジットでも1ヶ月あたり30分程度しか生成できない計算になるので、「安いプランを選んだのに思ったより使えない」ということが起きやすい点は注意しておきたいところです。
あなたはどのプランが合うか
副業ブログを始めたばかりの会社員という想定なら、判断基準はこうなります。
- まずは仕組みを試してみたい、動画はまだ収益化しない → Freeプランで十分。ただし作った動画は個人利用にとどめる
- ブログやSNSで実際に動画を公開・収益化したい → Creator以上が必須。無料プランのままでは規約違反になる
- 1ヶ月に何本も高品質アバター動画を作りたい → Avatar IVのクレジット消費を考えると、Proプラン以上を検討
「収益が出るまでは様子見、収益化する動画を出す段階でCreatorに切り替える」というのが、Fireflyのときと同じく現実的な進め方だと思います。
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よくある質問
Q. HeyGenの無料プランで作った動画をブログに載せてもいいですか?
A. 規約上は非推奨です。無料プランのUser Outputは個人・非商用利用限定とされており、収益化を意図したブログ掲載は規約に抵触する可能性があります。
Q. 無料プランの動画には透かしが入りますか?
A. 公式の料金比較表では「透かし除去」がCreator以上の機能として記載されており、Freeプランには含まれていません。透かしが入る可能性が高いですが、筆者はまだ実際に無料プランで生成して確認できていません(Fireflyの記事のように実機検証でき次第、追記します)。
Q. 有料プランならAI生成による著作権トラブルも補償されますか?
A. されません。規約では商用利用自体は認められていますが、トラブル発生時の責任はユーザー側が負う設計になっています。HeyGen側からの補償(indemnification)を定めた記載は見つかりませんでした。
Q. クレジットは翌月に繰り越せますか?
A. 月払いは1ヶ月分だけ繰り越し可能、年払いは更新日まで積み上がります。ただし解約すると残クレジットは消滅します。
まとめ
HeyGenは、Fireflyと違って「無料版は商用利用不可」という点が規約にはっきり書かれている分、判断はしやすいツールでした。ただし「有料なら安心」ではなく「有料なら商用利用が許可されているだけで、責任は自分持ち」という構図は同じです。無料プランで試して、本気で使うと決めたらCreator以上に切り替える。これが今の私の結論です。
※本記事の情報はHeyGen公式サイト(料金ページ、利用規約)をもとに作成しています(2026年7月確認)。最新の料金・規約は公式サイトでご確認ください。本ブログにはアフィリエイトリンク(PR)を含む場合があります。実際に使用・検証した上でのレビューのみ掲載しています。



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