台紙のサイズは決まった。次はどこへ頼もう?
ここで先に確かめたいのは、既製品では何が足りないかです。
作品がきちんと留まり、紙やロゴも今の形で足りるなら、少量の既製品から始められます。
屋号やロゴを印刷済みで受け取りたいなら名入れ。
外寸や穴の位置まで変えたいなら、仕様を指定できる注文先を探します。
台紙の頼み方は、大きく分けると3つ。
- そのまま使える既製品
- ロゴや屋号を入れてもらう名入れ
- サイズや穴まで変えられるオリジナル
大事なのは「オーダー」という名前ではなく、自分が変えたいところを変えられるか。
まずは、今の台紙で何が足りないのかから整理します。
ステップ1|既製品の何を変えたい?3つの頼み方を分けよう
サイズ・紙・穴がすでに合うなら、既製品が出発点です。
無地の台紙や家庭印刷用のシートから選び、作品を付けて袋へ入れてみます。自分でロゴを刷る場合は、家庭印刷に対応する商品とプリンタを確認します。
既製の外寸と穴は使えるけれど、屋号やロゴを入れた状態で納品してほしい。
そんなときは名入れ・セミオーダーが候補です。
ただし、名入れ品だからといって穴位置まで指定できるとは限りません。
作品に合う外寸がない、穴や切り込みの位置を変えたい、紙や印刷・箔押しも選びたい。
その条件があるなら仕様を指定できるオリジナルを比べます。
ここでも自由度は商品ごとに違います。たとえば、だいし屋のサイズ指定の箔押し台紙は寸法と紙を選べますが、公式ページには穴・切り込みを入れられないと明記されています。
「セミオーダー」「フルオーダー」という呼び名より、自分が変えたい項目を指定できるかが判断の決め手です。

図は注文方法を絞る入口です。どこまで変えたいかが決まると、見るべき注文先も自然に絞れます。
ステップ2|注文先を比べる前に、完成条件をそろえよう
次の項目を一枚のメモにします。決まっていない項目は、見積を取る前に原寸の紙やサンプルへ戻って確認します。
| 発注メモに書くこと | 確認する理由 |
|---|---|
| 台紙の外寸と作品を付けた厚み | 作品とロゴの余白、袋への収まりが変わる |
| 紙の種類・色・厚さ | 見え方と、穴・切り込みの使い勝手が変わる |
| 金具と穴・切り込みの位置 | 既製加工で足りるか、位置指定が必要か分かる |
| ロゴ・屋号と仕上げ | 自分で印刷するか、通常印刷・箔押しで納品してもらうか決める |
| 販売分・試作分・予備を含む必要枚数 | 最低ロットと余る枚数を比べられる |
| 希望日と入稿できるデータ | デザイン確定やデータ作成にかかる時間も見込める |
紙と厚さから迷っているなら、先に商品台紙に向く紙と厚さで候補を絞れます。
ピアスの外寸や穴が未決定なら、ピアス台紙のサイズの選び方へ戻り、作品を原寸で置くところから始められます。
ステップ3|何を変えたい?できることから注文先を絞ろう
ここからは2026年10月に確認した公式情報を、商品ごとに見ていきます。同じ会社でも商品が変われば、注文単位や加工の範囲は変わります。
サイズも穴も、今の形で足りる
ロゴ入りでなくても良ければ、まずは既製品。入稿データを作らずに少量から試せます。

- 向く条件:30×35mmの小さな台紙と、プレス済みのピアス穴3か所が作品に合う。
- 選べるもの・枚数:パール/マットの紙から選び、30枚入りで購入。外寸と穴位置は既製仕様で、印刷は付きません。
- 入稿・発送:入稿不要。公式ページには平日3日以内の発送と表示されています。

- 向く条件:55×91mmの台紙で、ピアス・イヤリング・ネックレスに使える既製加工が合う。
- 選べるもの・枚数:既製の色から選び、15枚入りで購入。外寸と加工位置はこの商品の既製仕様で、印刷は付きません。
- 入稿・発送:入稿不要。出荷日は注文時刻、入金、在庫の条件で変わります。
形はそのまま、屋号やロゴを入れたい
外寸と穴が合っているなら、名入れ・セミオーダーが候補です。ここで分けたいのは、定型デザインに屋号を入れたいのか、持ち込みロゴを箔押ししたいのか。

- 向く条件:用意された書体・デザインから選び、屋号を入れたい。
- 選べるもの・枚数:一片40×44mmなどの既製規格で、白/クラフトを選択。45片または90片をシートで受け取ります。取り付け加工は既製の位置です。
- 指定・発送:フォームに名入れの字句・書体・デザイン・色を入力。持ち込みロゴ画像・箔押し・製造期間はこの商品ページで確認できていません。

- 向く条件:30×35mmと既製のピアス穴3か所が合い、文字や持ち込みロゴを箔押ししたい。
- 選べるもの・枚数:パール/マットの紙と箔色を選び、100枚で注文。外寸・穴位置はこの商品の既製仕様です。
- 指定・発送:名入れ内容を伝え、画像やIllustratorのロゴデータにも対応。発送目安はデザイン確定から約1週間です。
サイズを変えたい。穴や切り込みも必要?
オリジナルでも、変えられる項目は一律ではありません。たとえば、だいし屋のサイズ指定SF02は寸法・紙・箔押しを選べますが、穴や切り込みは付けられません。サイズだけ変えたいのか、穴位置まで変えたいのかで候補が分かれます。

- 向く条件:外形・穴・切り込みの位置を決め、カラー印刷した台紙を少量作りたい。
- 選べるもの・枚数:95×140mmの範囲で設計し、紙は3種。4枚入りセットから注文できます。箔押しはこの商品ページで確認できていません。
- 入稿・発送:指定テンプレートを使う完全データ入稿のみ。出荷予定日は仕様・数量を選び、支払と入稿が済んでから確定します。

- 向く条件:外形・穴・切り込みをデータで指定し、カラー印刷もしたい。
- 選べるもの・枚数:用紙40種以上。通常注文は10枚から、5枚はサンプル制作です。穴の数で追加料金が変わり、金箔などは紙との組み合わせを確認します。
- 入稿・発送:ai/PSD/JPG/PDFに対応。ai以外は型抜き線作成などに別料金がかかる場合があります。データと支払いがそろった受付完了から、3営業日以降の出荷です。
紙や箔押しまで合わせたい
穴加工に加えて、紙や箔の見え方も選びたいなら、あさだ屋のように加工を組み合わせる注文先があります。

- 向く条件:紙と箔押しを選び、ピアス孔・イヤリング孔・丸穴なども付けたい。
- 選べるもの・枚数:掲載商品は55×91mm・100部から。紙を選べ、指定サイズは別途相談。穴加工は有料で、モノクロ・白印刷との組み合わせも選べます。希望の穴位置まで指定できるかは見積時に確認します。
- 入稿・発送:テンプレート選択、画像・PDF配置、完全データ入稿などに対応。箔のみはデザイン確定から約6営業日、箔+印刷は約6〜8営業日。オプション加工はさらに約2営業日が目安です。
発送までの日数は、起点もセットで見ると比べやすくなります。
名入れ品の「約1週間」はデザイン確定から、型抜き台紙の「3営業日以降」は入稿と支払いがそろった受付完了から。希望日が決まっているなら、データを整える時間と配送日数まで含めて見ておきます。
ステップ4|「安い」は商品単価より、使える状態までの初回総額で見よう
「安い」は、ページに大きく出ている金額だけでは決まりません。
たとえばだいし屋S無地は30枚入り400円。名入れSD01は同じ外寸・ピアス穴の規格ですが、ロゴを箔押しした100枚で8,400円の表示です。箔色によっては追加料金もあります。
最初は無地で固定の具合を試し、同じ形のロゴ入りをまとめて使うと決めたら名入れへ。こんな順番なら、必要な枚数も見えやすくなります。
必要なのが30枚なら、100枚注文では70枚が手元に残ります。 次回も同じ台紙を使う予定があるか、デザインや仕様を変える可能性がないかまで考えると、必要な発注枚数が見えてきます。
加工注文では、商品代の外側も見ます。あさだ屋の55×91mm長方形の掲載例を、100部・片面箔押し・ピアス孔またはイヤリング孔・通常送料という条件で並べると、こうなります。
- 台紙と片面箔押し:13,090円
- 穴加工:追加2,310円
- 通常送料:880円
- この条件の合計:16,280円
紙や箔面積、穴の種類、配送先が変われば金額も変わります。最終額は注文時の見積で確認します。
オリジナルプリント.jpのフリーカットLは「33円〜」と表示されますが、これは台紙本体の単価で印刷代は別。完成した4枚セットの支払総額としては読みません。
比べるときは、同じ寸法・紙・穴・ロゴの仕上げ・必要枚数を先に決め、商品代、版・加工・データ作成の費用、送料を足します。初回と再注文で金額が変わる場合は両方を見て、余る枚数と保管も考えます。
今の自分は、どの注文方法に進む?
発注先が決まっても、原寸の紙だけでは穴の保持力や紙の反りは分かりません。候補と同じ加工のサンプル、または少量の実物に作品を付けて、袋への出し入れまで試すと安心です。
ここまで決まれば、あとは外寸・紙・穴位置・ロゴ・枚数・送料込みの金額・入稿データを確認して、条件に合う注文先を選ぶだけです。


