「ブログを書きたいのに、次のネタが思いつかない……」
そんなとき、AIに聞けば本当に使える記事ネタは出てくるのでしょうか。それとも、当たり障りのないアイデアが並ぶだけなのでしょうか。
気になったので、実際にプロンプトを使ってブログネタを100個出してもらいました。
3段階のチェックにかけた結果、「記事候補として残せる」と判断したのは47個でした。
ただ、絞り込みの内訳が意外でした。「検索されそうか」ではほとんど減らず、大きく効いたのは別の基準でした。
100個をどう絞り込んだか、実際に使ったプロンプトとあわせてそのまま公開します。
AIでブログネタを100個出すプロンプト(全文公開)
実際に使ったプロンプトはこちらです。そのままコピペして使えます。
あなたはブログ運営に詳しい編集者です。
以下の条件で、ブログの記事ネタを100個提案してください。
【ブログのテーマ】
AI×副業(AIツールを使ったブログ運営・副業)
【読者像】
・会社員を続けながら副業でブログに取り組んでいる、または始めたばかりの人
・AIツールに興味はあるが、まだ使いこなせていない
・次に何を書けばいいか分からず、更新が止まっている
【出力の条件】
・記事ネタは合計100個
・10個ずつ、10のカテゴリに分けて出力する
・カテゴリ名も提案する
・各ネタは「検索キーワード」ではなく、「記事のテーマ」または「読者が抱きそうな疑問文」の形で出す

このプロンプトには、大きく3つの要素を入れています。
①ブログのテーマを先に伝えることで、AIが的外れなジャンルのネタを出すのを防ぎます。テーマを書かずに「ネタください」と聞くと、一般的な案に寄りやすくなります。
②読者像を入れているのは、同じ「AI×ブログ」というテーマでも、読者が初心者かベテランかで出てくるネタの粒度がまったく変わるためです。今回は「会社員を続けながら副業に取り組んでいる人」「更新が止まっている人」まで指定しました。
③カテゴリ分けの指示が、実はこのプロンプトでいちばん重要な部分です。単に「ネタを100個ください」と聞くと、似たような案が重複して返ってくることがあります。あらかじめ「10個ずつ、10カテゴリに分けて」と条件を入れることで、AI自身にジャンルの偏りを整理させながら出力させることができます。
また、あえて「10個ください」ではなく「100個」を指定したのにも理由があります。今回は、最初から選択肢を広く持つために100個を指定しました。数を多く出してもらうことで、あとから比較・絞り込みしやすくする狙いです。
実際に出てきた100個を見てみる
このプロンプトを実行すると、10カテゴリ×10個、合計100個のネタが返ってきました。カテゴリは次の10個です。
- AIブログ運営
- ChatGPT/Claude活用
- AI画像生成
- AI動画編集
- SNS運用
- Webライティング
- note
- ツール比較
- その他副業
- 始め方・お金

出てきた結果を見て気づいたのは、出力の形が「検索キーワード」ではなく「記事のテーマ・疑問文」になっていたことです。たとえば次のような形で返ってきました。
- 「AIブログ運営」カテゴリ:「AIに任せきりで書いた記事は、なぜ検索順位が上がらないのか」
- 「ツール比較」カテゴリ:「ChatGPTとClaude、ブログ執筆に向いているのはどちらか」
- 「始め方・お金」カテゴリ:「副業ブログにAIツールの月額課金は必要か、無料の範囲でどこまでできるか」
「〇〇 とは」のような検索キーワードそのままではなく、読者が実際に頭の中で考えていそうな疑問文の形になっている点は、あとの絞り込み作業をするうえで扱いやすいポイントでした。この違いについては、次の章以降で改めて触れます。
100個そのままでは使えない理由
100個のネタが手に入ると、一見それだけで解決したように感じます。しかし、実際に100個のリストを前にしてみると、次に来るのは「で、どれを書けばいいの?」という別の迷いでした。
理由は単純です。AIが出したネタは、必ずしも自分が書けるものとは限りません。今回のプロンプトでは、私がこれまで何を体験・検証してきたかや、既存記事の一覧まではAIに渡していません。プロンプトに書いた条件の範囲でしか、ネタの妥当性を判断できないのです。
そのため、AIが出したネタをそのまま採用すると、自分では十分に検証できないテーマや、すでに書いているテーマが混ざってきます。実際にチェックしてみて分かったのは、ここで一番効いたのは「検索されそうか」ではなく「自分が責任を持って書けるか」だった、ということです。
この記事で伝えたいのはここです。AIなら記事ネタを100個出すことはできます。しかし価値が出るのは、出したあとではなく、そこから自分が書ける・読者が知りたいネタに絞り込んだあとです。
100個をそのまま記事化するのではなく、一度「自分のブログで本当に書く意味があるか」を判断する工程が必要でした。
100個を3段階でチェックした結果
ここからが実践編です。実際に100個をチェックした結果と、その手順をそのまま公開します。


Round1:検索意図が具体的か
まず見たのは、そのネタが読者の悩みやキーワードとしてはっきり成立しているかどうかです。たとえば「AIとブログの未来」のような漠然としたテーマがあれば、この段階でカットするつもりでした。
ところが、実際にチェックしてみると100個のうち1個も脱落しませんでした。理由は、プロンプトに読者像を具体的に書いていたことです。テーマと読者像を先に指定していたぶん、そもそも「検索意図が甘いネタ」がほとんど返ってこなかったのだと思います。想定通りにはいかなかった結果ですが、正直に書いておきます。
Round2:自分が実体験・検証できる内容か
次に見たのは、自分がその内容を実際に体験・検証できるかどうかです。どれだけ検索意図が明確でも、専門性がなく実体験のないテーマを書くと、根拠の薄い記事になってしまいます。
ここが今回、いちばん大きく効いたフィルターでした。100個のうち39個がこの段階で落ち、61個まで絞られました。たとえば「ChatGPTとClaude、ブログ執筆に向いているのはどちらか」は検索意図としては十分でしたが、私は普段Claudeをメインで使っていてChatGPTはほとんど使っていないため、実体験として書けないと判断しました。動画編集系のネタ(「AIでYouTube台本を書く方法」など)も、同じ理由でまとめて落ちています。
Round3:既存記事・記事管理表と重複していないか
最後に、すでに書いた記事や記事管理表の内容と重複していないかを確認しました。ここで61個から47個まで絞られ(判断が割れて「要確認」に残した2個は除く)、最終的に記事候補として残ったのが47個です。
今回分かったのは、「検索されそうか」で絞れる部分は思ったより少なく、「自分が責任を持って書けるか」で大きく差がついた、ということでした。AIが出すネタの質そのものより、自分の実体験の幅の方が、絞り込みの決め手になっていました。
ボツにしたネタと、その理由
3段階のフィルターで実際にボツにしたネタを、理由つきで紹介します。今回はRound1(検索意図)での脱落がゼロだったため、ここで紹介する例はすべてRound2かRound3で外れたものです。
「AIで確定申告を効率化する方法」→ Round2でカット
検索意図は明確でしたが、税務については実体験も専門性もありません。誤った情報を出してしまうリスクが高いと判断し、この段階で外しました。
「AIでYouTube台本を書く方法」→ Round2でカット
こちらも検索意図としては成立していましたが、動画チャンネルを運営していないため、実体験に基づいた記事が書けません。
「ブログ運営はどこまでAIで自動化できる?」→ Round3でカット
このテーマ自体は書けるものでしたが、すでにブログ運営はどこまでAIで自動化できる?15工程で分けたAIと人の役割というテーマで公開済みでした。記事管理表で確認し、この段階で外しています。
このように、同じ「ボツ」でも、①専門性がない、②実体験がない、③すでに書いている、と理由はそれぞれ異なります。自分のブログでネタを絞り込む際は、この3つの視点を自分のテーマに置き換えて確認すると、判断がしやすくなります。
あなたのブログでこの方法を再現する手順
ここまでの内容を、自分のブログで再現する手順として整理します。
- プロンプトの【ブログのテーマ】【読者像】の部分を、自分のブログの内容に置き換える
- 出てきた100個を、カテゴリごとに一通り眺める
- 自分のフィルター基準を決める(この記事で紹介した3段階をそのまま使ってもいいですし、変えても構いません。今回の結果を見る限り、「自分が実体験・検証できるか」がいちばん効きやすい基準でした)
- 絞り込んで残ったネタを記事管理表に落とし込む
なお、フィルターの基準は人によって変わります。たとえば「内部リンクできるか」を基準に加える人もいますが、これは必須条件とは限りません。自分のブログの状況に合わせて、基準そのものを調整してください。
この方法が向く人・向かない人
向く人
- ネタが尽きて更新が止まっている人
- 自分が書けるテーマをまだ整理できていない人
- 記事の候補を管理表で運用したい人
向かない人
- すでに書きたいネタが溢れている人
- ジャンルが極めて狭く、100個も出しようがない人
- AIの出力をそのまま公開したい人(この方法は絞り込みを前提にしているため、方向性が合いません)
まとめ
AIを使えば、ブログの記事ネタを100個出すこと自体は難しくありません。今回意外だったのは、「検索されそうか」だけではほとんど絞れなかったことです。実際に効いたのは「自分が実体験・検証できるか」で、100個のうち61個まで、さらに重複を除いて47個まで絞られました(100→100→61→47)。
AIが出したネタは、検索されそうかより、自分が責任を持って書けるかで大きく差がつく。これが今回の検証でいちばんはっきりした結論です。
- 今すぐ、この記事のプロンプトをコピーして自分のブログで試してみる
- 出てきたネタを記事管理表に落とし込む
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